1987年 10月23日 開発(アーテック、ランダムハウス) 販売(タイトー) 見どころ 傭兵を雇い育てる 自己ベスト クリア 完成度☆☆☆ 知名度★★★ 今回の調査物は1987年に世にでたミネルバトンサーガだ。 パソコンゲーム「暗黒城」「リグラス」の世界観を受け継いでいるアクションRPG。 シナリオは小説家の羅門祐人(アーテック)、プログラムは「森田将棋」の森田和郎(ランダムハウス)。 プレイヤーは南オフェーリアのパルメキア国の王子となり、暗黒の王子ラゴンを倒すのが目的。 戦闘はランダムエンカウントで、「ハイドライドスペシャル」のように敵と密着して敵のライフを削る。 アダンの実などを装備すれば遠距離攻撃が出来、仲間が居れば離れた所から援護射撃してくれる。 自分+仲間2人の最大3人パーティ。サブとして5人まで傭兵を雇って参加させる事が出来る。 しかし傭兵は操作出来ず、傭兵たちを出している間はメインパーティは戦闘に参加出来ない。 傭兵たちの戦いぶりを見守るという変わったスタイルになっている。傭兵も戦闘で成長し、敵同様 敵が落とす宝箱に引っ掛かって動けなくなるなどお馬鹿だが、なかなかにして指揮官気分を味わえる。 ただ、つっこみどころの多い会話(最初の王様など)、どっかで見た演出の数々(「ドラゴンクエスト」)、 高いエンカウント率(特にダンジョンは苦痛)、ドットが粗くてよくわからない敵グラフィック、 敵から100%必ず逃げる事が出来たり、序盤に傭兵システムの隙を突いたシープヘッド稼ぎという バランス破壊の原因となる行為が簡単に発見出来てしまう(多分デバッグ用)など難点は多い。 ちょこまかとした独特な戦闘、広大なマップ、パスワードがいらない快適性(このソフトの前後は 「女神転生」「覇邪の封印」「桃太郎伝説」「星をみるひと」等パスワードを使用したRPGがまだ多かった)、 RPGの中では比較的クリア出来る難易度だった為、当時のプレイヤーの評判は良かった。 「森田将棋」「未来神話ジャーヴァス」「キョンシーズ2」「ウルティマ恐怖のエクソダス」「インドラの光」に 続きバッテリーバックアップカートリッジを採用している。セーブデータは1つまで保存出来る。 念願のバッテリーバックアップにより、遂にディスクシステムと同じでカートリッジでもゲームをやめる たびに長いパスワードをメモしなくて済むようになり、この制約に縛られていた開発者側も楽になった。 そのかわりセーブデータを兄弟で取り合って喧嘩したり(セーブ出来る数が限られている為)、 友人に気軽に貸し出し出来なくなり(自分のデータを消す、または消される可能性がある為)、 衝撃や接触不良によるデータ消失と経年劣化による電池切れの恐怖に怯える事になったが。
by fairladyz_soarer
| 2006-04-07 22:49
| ファミリーコンピュータ
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