大人の常識力トレーニングDS

2006年 10月26日
開発(任天堂、HAL研究所)
販売(任天堂)
見どころ 遊びながら常識の学習
      Wifiに繋いで全国の平均と比べる

自己ベスト 常識力指数50

完成度 ☆☆☆☆☆
知名度 ★★★★★

今回の調査物は2006年に世にでた任天堂の大人の常識力トレーニングDSだ。
「英語漬け」に続く任天堂の学習ソフト。日本常識力検定協会監修。
1日30問程度のクイズ問題を毎日繰り返し、常識力を養うという内容。
解答した問題は後で解説文を閲覧する事が出来る。問題数は2000問。
文章問題、イラスト問題、漢字書き取り問題、音声聴き取り問題と多彩。
他にもその日に対応した問題や入力した数字を面白い声でしゃべる電卓、
絵・文字合わせパズルも用意されている。また、ワイヤレス通信で対戦、
初めての人へのお手軽版も有り、Wifiに繋ぎ全国の平均値と比べたり、
全国の統計からの問題をプレイすることも可能。複数人でプレイしていると
描いたイラストを展覧会の日に秘書がお気に入りを決めたりとユニークなイベントもある。
スタッフクレジットで流れる工藤ももの常識の歌も面白い。
任天堂DSで162万本以上のセールスを記録した。
# by fairladyz_soarer | 2007-02-03 23:47 | ニンテンドーDS | Comments(2)

マリオカートDS

2005年 12月8日
開発(任天堂)
販売(任天堂)
見どころ マリオカート初のワイヤレス8人対戦可能
      Wifi通信対応(4人対戦まで)
      気持ちの良い音楽
      可愛らしいキャラクター
      美しいグラフィック

自己ベスト 2368勝982敗 使用カートはクッパ+タイラントかジャングルカーゴかハリケーン

完成度 ☆☆☆☆☆
知名度 ★★★★★

今回の調査物は2005年に世にでた任天堂のマリオカートDSだ。
人気レーシングゲームシリーズ「マリオカート」の第5作目。Wifi通信対応のキラーソフト。
新規のコースが16コース、旧作から収録の16コースの全32コース。
新アイテムとしてゲッソー、キラーが追加され、グランプリをクリアしていくと
隠しキャラとしてデイジー、ワルイージ、カロン、ファミコンロボが登場する。
おなじみの風船を使ったバトルモードは、DS本体のマイクに息を吹きかけて
風船を膨らますというのがなんとも面白い。
VSモードではチーム戦も出来、ミニゲームのミッションランではボスまで登場する。
VS、バトル共に友達同士によるワイヤレス8人対戦が可能な上、タイムアタックでは
すべてのコースのゴーストが保存可能で友達に受け渡しも可能と至れり尽くせり。
既存のシステムのミニターボやスリップストリームも健在だ。
コースもギミックに富んでいて、ワルイージピンボール、キラーシップ、
チクタクロック、クッパキャッスル等、非常に個性的で面白い。
音楽はタイトル画面の曲とモンテタウンの曲、エンディングの曲がお気に入りだ。
Wifi通信では友達と(フレンドコードを交換した友達。60人まで保存可能)、
ライバルと(戦績が近い相手ではなく、前レースの同順位の人を集めている模様)、
国内のだれかと、世界のだれとでも(日本は赤、北米は青、欧州は緑で表示される)
で検索して相手を探す事が出来る。残念なのが、このWifi通信対戦。
カート差が無ければ完璧なのだが、カロン・カノンとエッグ・ワンの2カートが
強すぎるためにバランスが崩壊している。本来製作者側としては初心者のために
用意したカートだと思うのだが、上級者がこれに目をつけてしまった。
この2カートは悪路による減速が少ない上に、ミニターボの加速時間が驚異的に長く、
アイテムを当てられても立ち直りも早いと弱点知らず。
しかもWifi対戦では重量級の吹っ飛ばし機能は、座標が急激に変わるためか排除されている。
エイトクロスサーキットで常にミニターボを発動させる直線ドリフトや、
スカイガーデンで常にキノコ無しのショートカットをされては、
初心者が勝つのは無理どころか上級者が重量級カートで勝つのも不可能だろう。
これは本来の誰でも楽しめるマリオカートの姿ではないはずだ。
これでは切断者が多いのも致し方ないといったところ。
せっかくたくさんの種類の組み合わせが有り、人によって個性が出るのに
この2カート使用者ばかりで非常にもったいなく感じた。
・・・と最後に苦言が長くなってしまったが、ゲームとして非常に面白く、
友達との8人対戦ならカートの性能等気にならない程に、ごちゃごちゃ混戦バトルとなるだろう。
ぜひ手にとって多くの人に遊んでもらいたい。
任天堂DSで日本で369万本以上、世界を含めて2070万本以上のセールスを記録した。
(*注:Wifi対戦では一部のコースやアイテムが登場しません。
まれに選ぶ事が出来ないコースを選んでくる人がいますが改造によるものです。)
追記:2007年現在のWifi対戦ではアイテム無限使用や排気量変更等の悪質な改造者が蔓延り、
実質まともな勝負は不可能という状況になっているようです。
# by fairladyz_soarer | 2007-02-02 00:46 | ニンテンドーDS | Comments(0)

ニンテンドーDS

ここで少しニンテンドーDSの歴史をおさらいしてみよう。
任天堂の「ニンテンドーDS(ダブルスクリーン)」は、大ヒットした携帯ゲーム機「ゲームボーイアドバンス」の
後継機として2004年12月2日に15000円で発売された。
なんと1982年に発売された同社の「ゲーム&ウォッチ」以来となる2つの液晶を搭載し、
下画面はタッチスクリーンになっていてペンや指で操作する事が出来る。
前年に発売された「ゲームボーイアドバンスSP」の液晶はフロントライトだったが、
「ニンテンドーDS」の液晶はさらに明るいバックライトになっていて画面が見やすくなっている。
本体にはワイヤレス通信機能が標準装備されていてケーブルを繋ぐ煩わしさから開放されている。
ピクトチャットというワイヤレス通信を利用したお絵描きチャット機能が内蔵されているほか、
GBAから引き続き誰かがソフトを1つ持っていれば対戦可能となる「1カートリッジ対戦」や、
店頭のDSステーションで体験版や追加データを受け取れる「ダウンロードサービス」、
スリープ状態にしておく事で出来る「すれちがい通信」等すべてワイヤレスで行う事が出来る。
DSの隠し玉、「簡単、安心、無料」がテーマのインターネットへワイヤレスで接続してオンライン対戦が可能な
Wifi通信が2005年11月23日発売の「おいでよ動物の森」で開始され、全国の離れた人と遊べるようになり、
2005年12月8日発売の「マリオカートDS」では米国や欧州等の世界中の相手と通信対戦できるようになった。
この他、音声を拾うマイクも搭載されていて、GBAとの互換性もあるためGBAのゲームも出来る、と抜かりがない。
乾電池はもう使わない為に充電用ACアダプタが最初から付属で付いていて、
折りたたみ式で外部からの衝撃から液晶を守る配慮もなされている。
2004年2月21日に発売された「プレイやん」を使用するとSDカードに入れた音楽とムービーをDSで再生出来る。
2007年11月20日には「ワンセグ受信アダプタDSテレビ」が発売され、DSでテレビ放送を観る事が出来る。
2005年に発売された同社の「脳を鍛える大人のDSトレーニング」が大ブームとなり、
実用的な教育ソフトが過去のゲーム機で例が無い程に発売され、女性や子供を含めて社会現象となった。
二画面、タッチ操作、音声認識、すれちがい通信、オンライン通信、これでもかと詰め込まれた新しい要素に加え、
バックライトによりGBAと違い適度な明るさで楽しむ事が出来る為に視力が落ちるという事も抑えられ、
多くの実用的な学習ソフトにより大人が抱く「ゲーム=悪い物」というイメージを取り払った名機である。
任天堂製品のヒットの要因はそれだけではなく、作りこまれた良質なソフトにより積まれた信頼と昔ファミコンで
ゲームを遊んでいた子供が子を持つ年になり、ゲームへの理解が在る大人が増えた事も忘れてはならないだろう。

2006年3月2日に軽量・薄型化され、明るさ調整機能を付けた「ニンテンドーDS Lite」が16800円で販売された。
液晶の質が良くなったが外観や十字キーとボタンが少し安っぽくなってしまった。指紋が目立つのも難点。
また、本体が小さくなった代償としてGBAのカセットを挿すと外側にカセットがハミ出てしまいかっこ悪い。
とはいえ次のDSiからGBAが遊べなくなった為に現状最高性能の液晶でGBAを楽しめる機種という側面もある。
2008年11月1日にカメラ機能とSDメモリーカードスロットが追加された「ニンテンドーDSi」が18900円で販売された。
液晶サイズが大きくなり、音質も向上し、ニンテンドーDSi専用ソフトをダウンロード購入する事が出来る。
しかしその分バッテリー持続時間が短くなり、GBAスロットも廃止されてしまった。
その為にGBAスロットを利用する62作品ものDSゲームに影響を与えてしまっている。
2009年11月21日に液晶サイズをさらに大きくした「ニンテンドーDSiLL」が20000円で販売された。
液晶の視野角が向上しバッテリー持続時間は戻ったが、重量がDSの中で一番重くなってしまった。
新機種が出る度に価格がどんどん高くなっていってるのも気にかかる所だ。
任天堂DSは2012年3月までに日本で3296万台以上の販売数を記録した。
任天堂DSは2012年3月までに世界で1億5106万台以上の販売数を記録した。
# by fairladyz_soarer | 2007-02-01 00:38 | ニンテンドーDS | Comments(0)

キャプテン翼

2006年 10月19日
開発(ナツメ)
販売(バンダイナムコゲームス)
見どころ 原作を再現した演出、必殺シュート
      TVアニメと同じ声優

自己ベスト 栄光への軌跡クリア

完成度 ☆☆☆
知名度 ★★★★

今回の調査物は2006年に世にでたバンダイナムコゲームスのキャプテン翼だ。
日本だけでなく海外でも大人気の人気サッカー漫画「キャプテン翼」をゲーム化した作品。
アクションアドベンチャーゲーム。原作での中学生編とジュニアユース編が本作品の舞台となる。
オープニングではダイジェスト編集した当時のアニメと共に「燃えてヒーロー」が流れるのが嬉しい。
基本は三人称視点でドリブルやパスを駆使し、相手ゴールへ向かい、ゴールを奪う。
プレイヤーの翼やチームメイトが相手と接触すると、タイミング勝負のモーメントバトルに移行する。
3回勝負のボタンタイミング押しだ。パターンが多く、最初は面白いが、さすがに連戦すると飽きてくる。
また、演出後に急に始まるため1回目のタイミング合わせが難しい。
オプションで翼以外のモーメントバトルはオートにする変更も出来る。
翼が比良戸中との試合でドライブシュートを覚えるまでは、どんなにフリーだろうが至近距離だろうが
GKに余裕でキャッチされる事が多く、試合時間が長いのでダレやすい。
また、ストーリーモードをクリアするとオリジナルキャラを使ったモードが解禁されるが、
基本的に本編に演出を無くしただけのモードなので、ある程度やるとすぐに飽きてしまう。
難易度も変更できないし、やるたびにキャラが育つので再プレイが簡単過ぎる。
敵の演出シーンを見る条件も運がらみなのが多い。
キャラゲーの粋を出ていないが、原作シュートの再現等、演出の魅せ方は素晴らしい。
# by fairladyz_soarer | 2007-01-09 20:36 | プレイステーション2 | Comments(2)

ペルソナ3

2006年 7月13日
開発(アトラス)
販売(アトラス)
見どころ 気持ちの良い音楽
      素晴らしいシナリオ

自己ベスト クリア ペルソナ登録率94%

完成度 ☆☆☆☆☆
知名度 ★★★★★

今回の調査物は2006年に世にでたアトラスのペルソナ3だ。
アトラスを代表する看板RPG「女神転生」から派生したペルソナシリーズの4作目。
今作のスタッフは「真・女神転生III」のメンバーが中心となり、
キャラクターデザインと仲間専用ペルソナは「ペルソナ2罪」「ペルソナ2罰」
「デビルサマナー ソウルハッカーズ」で原画&サブキャラクターを担当し、
「ステラデウス」でメインキャラクターデザインを担当した副島成記さん。
ペルソナデザインは悪魔絵師こと、金子一馬さんが担当している。
音楽担当は「デジタルデビルサーガ アバタール・チューナー1・2」
「真・女神転生IIIノクターン」「デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団」
「超執刀カドゥケウス」の目黒将司さんが担当している。
学園、噂、岩戸、影人間などシリーズ共通のキーワードは健在だ。

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# by fairladyz_soarer | 2007-01-08 02:18 | プレイステーション2 | Comments(0)

かまいたちの夜×3 三日月島事件の真相

2006年 7月27日
開発(チュンソフト)
販売(セガ)
見どころ 素晴らしいシナリオ
      1、2のメインシナリオも収録
      主人公選択によるザッピングシステム

自己ベスト 金のしおり

完成度 ☆☆☆☆☆
知名度 ★★★★

今回の調査物は2006年に世にでたチュンソフトのかまいたちの夜×3だ。
人気サウンドノベル「かまいたちの夜」シリーズの3作目。
シナリオ担当は「かまいたちの夜」の我孫子武丸さん(2では監修)。
音楽担当は「かまいたちの夜2」の作曲家の羽毛田丈史さん。
3つの謎、3つの疑惑、3つの罠、3つのゲームをテーマに、
2の舞台「三日月館」で新たな殺人事件の幕が開く。
今作は4人の主人公を操作するザッピングシステムを採用している。
1人の主人公の行動は他の主人公でプレイする際に影響し、1人で謎を解く事は不可能になっている。
ファーストプレイでベストエンディングを迎えられないのは不満だが、
他のキャラでプレイすると、この時こんな事を考えていたのかと新たな発見が多く、
消去法ではクリアできない高いゲーム性が魅力だ。
3だけでエンディング数は90。膨大な文章量とCG数でボリュームは十分。
透と真理の名前を変更出来なくなっているのは残念。
PS版1とPS2版2のメインシナリオも収録し、シリーズ未プレイの人も十分に楽しめる。
とはいえサブシナリオやオープニングムービーは収録されていないので、
今まで購入してきた人に損したという気分を与えないし、興味を持った人は
過去作を購入する事で、より深く物語を楽しめる・・・とベストな配慮だろう。
シリーズおなじみのちょっとエッチなピンクのしおり、新事実の紺のしおり、
全エンディングを見ると金のしおりが登場するのも健在だ。
# by fairladyz_soarer | 2007-01-07 22:36 | プレイステーション2 | Comments(0)

ワールドサッカー ウイニングイレブン10

2006年 4月27日
開発(コナミ)
販売(コナミ)
見どころ ピッチレポーターに岩本輝雄
      美しいグラフィック

自己ベスト COM難易度☆6 25勝5分 77得点11失点 2冠
       得点王 ビンチェンツォ・イアクインタ 35ゴール
       アシスト王 シドニー・ゴブ 10アシスト
       イアクインタが2試合連続ハットトリック
       イアクインタが1試合で5ゴール

完成度 ☆☆☆☆
知名度 ★★★★★

今回の調査物は2006年に世にでたコナミのウイニングイレブン10だ。
ドイツワールドカップに合わせて発売されたコナミの人気サッカーゲームシリーズ。
オープニングではウイイレシリーズ初の専用主題歌が用意されている。
MINMIの美しい歌声と「厳しいプレスを鮮やかに抜きされ♪」という
なんとも笑ってしまうフレーズが印象的。今作の大きな変更点として
マスターリーグの選手の成長衰退のON/OFFがやっと追加された。
これでうちの選手の能力がトッティさん並みにならないで済む。
動作モーションや顔モンタージュは前作からかなり追加された。
スタジアムでは念願のレアルのホームスタジアム「サンチャゴ・ベルナベウ」も追加された。
ファウル直後に試合をすぐ再開するクイックリスタートも追加されたが、
画面が一度暗転してしまい誰にパスを出すのか不明確なため非常に使えない。
これすぐ気付くだろう。やっつけ仕事をするんじゃない!コナミ。
ピッチレポーターも追加され実況はかなり的を得ているのが多くなったが、
北澤「ポストに当たったかー!?」・・・どっからどう見ても当たってません。
カビラ「シエナ、未だ勝利がありません」・・・すでに4勝してるんですけど。
優勝争いでも「この試合に残留がかかっています」等の実況は興ざめだ。
シリーズ毎作つめが甘いが今作もやっぱりつめが甘い。
試合面では相手のディフェンスを崩して得点を取る事よりもドリブルで
強引に突破していった方が効率がいいバランスはいまいち。
特にパスターゲットが酷く、トップ下の選手へのパスが通り過ぎてフォワードに
いってしまったり、サイドハーフからセンターハーフへのスルーパスが
サイドバックにパスしたりと意図していないプレイがしょっちゅうありイライラする。
9であったゴールキックをたまに競り合わないバグは無くなった(当然か)。
COMの難易度☆6はあきらかにレスポンス関係が水増しされている。
前作では途中出場者やセカンドストライカー、ウイングの活躍はあまり評価されなかったが、
今作はしっかり評価されるようになった(でもサイドハーフが・・)。
開幕から1試合終えて他のクラブの評価点を覗いてみたら全員が7.0以上の
クラブがあったのはどういうことだ。こっちに絶対出来ない点を出すんじゃない!
ウイイレシリーズを初めてプレイするという人には十分お薦めできるが、
シリーズ経験者に誰でもお薦めできる仕上がりになっていないのが残念。
ちなみにバイエルン・ミュンヘンにバラックとカーンが権利関係で所属していない。
これはナショナルにいる該当選手をクラブに登録することで防ぐ事ができるぞ。
PS2で100万本以上のセールスを記録した。

私のチームメンバー シエナ
FW ビンチェンツォ・イアクインタ(ケヴィン・クラニィ)
   シドニー・ゴブ(マッシモ・マッカローネ)
MF フランシスコ・ジェステ(フランチェスコ・コッツァ)
   マルコ・マルキオンニ
   シャルル・エンゾグビア(松井大輔)
   シモーネ・バローネ(コスティーニャ)
DF ジョルジョ・キエッリーニ(エマニュエル・エブエ)
   ファビオ・グロッソ(ルチアーノ・ザウリ)
   ヴァレーリオ・ベルトッド(箕輪義信)
   ダニエレ・ボネーラ
GK グレゴリー・クーペ(ティム・ハワード)
# by fairladyz_soarer | 2007-01-06 01:55 | プレイステーション2 | Comments(0)

幻想水滸伝V

2006年 2月23日
開発(コナミ)
販売(コナミ)
見どころ 108星の仲間
      本拠地

自己ベスト 108星の仲間を全て揃えてクリア

完成度 ☆☆☆☆
知名度 ★★★★

今回の調査物は2006年に世にでたコナミの幻想水滸伝Vだ。
コナミを代表する看板RPGシリーズの第5作目。舞台はファレナ女王国。
プレイヤーはファレナ女王国の王子となり、様々な苦難を乗り越えていく。
今作からプロデューサーは河野純子さんが降り、松川智禎さん一人に。
最も重要なディレクターは猿田雅之さんから崎山高博さんに変わり、
アートディレクターはKINGこと、公式のブログを頻繁に熱く更新していた田中秀樹さん。
シナリオ担当は「OZ」の津川一吉さんが担当している。
音楽担当は「幻想水滸伝IV」で数曲を担当し、「グラディウス外伝」
「シャドウオブメモリーズ」「ラプソディア」の三浦憲和さんが担当している。
今回のオープニング曲の「Wind of Phantom」(幻想の風)は、
TV番組で世界遺産のテーマ曲を手掛けた鳥山雄司さんが作曲している。
キャラクターイラストは幻想水滸伝カードゲームのイラストを描き、
小説の挿絵などで活躍している藤田香さんを始め、みきさとさん、
騎崎サブゼロさん、ほづみりやさんが手掛け、初の自社外のプロを採用している。
開発メンバーが丸々変わり、まさに心機一転といったところか。
IVの時に見栄えをを重視し、戦闘を4人制にした河野さんを降ろしたのは正解だろう。
同プロデュースを手掛けた「ラプソディア」も不評だったし。
しかし一概に河野さんだけにIVの責任を押し付けるのは間違いだろう。
「シャドウオブメモリーズ」で経験があるとはいえ、プロデューサー・企画・
シナリオ・キャライラストと無茶な兼任をさせた会社側にも問題がある。
RPGではなおさらだ。部長が課長や平社員の仕事をするようなものだ。
もしかしたら2ライン製作で、河野さんは今頃幻想水滸伝VIに取り組んで
いるのかもしれない。ファンとしては作品が多くでるのは歓迎だが、
それによって一作品あたりの開発費が少なくなり、完成度がおろそかに
なってしまうのは勘弁してもらいたい。ユーザーの反応も悪くなるだろう。
さてそれでは一部ネット上で見かけた意見を考察していこう。

・ロードが長すぎる!
ローディングが早いか遅いかはプログラマーの腕しだいと言われるが、
CDが媒体な以上ある程度のローディングは仕方ないだろう。
ただ、戦闘から逃げてばかりだと多少気になるかもしれない。
テイルズやジルオールに耐えてこれたのなら大丈夫なはず。
演出でうまくごまかしていると思う。

・街が広すぎる!
たしかに広い。リアリティを追求したのだろう。街の色彩も落ち着いていて
目の負担にはならない。わざわざ駄目なとこに挙げる程ではない。
ただ、これは街とは関係ないが、毒状態の紫色のフラッシュは目に悪いと思う。

・部屋の中の小物や家具が全部いっしょじゃん!
たしかに途中で思った。配置が違うだけだこれって。
でもこんなとこで下手に凝られて中身が薄くなっては元も子もない。
よく考えるとファミコンやスーファミのRPGは同じ形のツボばっかり調べていた。
ゲームの面白さには対して重要な要素じゃないのだ。余力があったら凝ればいい。
街ごとではちゃんと違うし、これは英断だと思う。
宝箱以外で何も手に入らないのは○ボタンを無駄に連打する手間を省いている。

・装備が不親切!
これは納得。装備を変える時に元の数値が表示されないのは不便だ。
重量で速さがどれくらい下がっているのかとかわからない。
装備アイテムを選ぶのにも各キャラの装備場所から選ばないで持ち物から
先に選ぶので誰が何を持っているのか把握しにくい。
これ普通にやっていれば気付くだろう。

あと個人的にレベルアップ時に能力がどれくらい変わったのか表示されないのは不満だ。
これは強くなったと実感させる昔からあるテクニックだと思うのだが、
何故無くしてしまったのだろうか。

ストーリーに関しては序盤から中盤にかけて非常に練られた展開で進んで行き、
素晴らしいと思ったのだが、セーブル辺りから息切れしてしまった。
とにかく中盤から後半にかけての敵陣営の頭の悪い戦略には失笑だ。
幽世の門をあんなところに使っている場合じゃないだろう。
また、ストーリーに意外性を与えるために度々急展開になるのだが、
その行動に至ったキャラの考えにも説得力に欠ける。
ネタバレになるため詳しくは言えないが、幻想水滸伝IIに酷似している。
個人的な意見だが、リオンやミアキスみたいな最近の流行のキャラが
メインストーリーに密接に関わってくるのは人を選ぶだろうと思う。
他にもいわゆる萌え要素というのがふんだんに盛り込まれており、
Iからのプレイヤーには頭が痛い。ちょっと今後が心配だ。

音楽は雰囲気重視の劇伴音楽が多めで(ハウド村など)、
そのためプレイ後に口ずさむ事が出来るような曲はあまりないだろう。
少々音が軽いのが気になるが曲数は多く(140曲以上)、メロディアスな曲も所々出てくる。
大河と太陽、遥かなる旅路、騎士たち、決意、出陣、
ゴドウィンの兵たち、丘に建つ館、3つの島、絶望と希望がお気に入りだ。
幻想水滸伝ではおなじみの名曲、名前入力画面の始まりのテーマ、
レックナート登場時のテーマ、決戦前の月夜のテーマも健在だ。

サブキャラの人物設定がしっかりしており固有イベントが豊富。
(そのためストーリーが華やかになるうえ集める意欲も湧く。)
前作では何のために集めているのかわからないキャラが多かった。
ユーラム、ゼラセとロイの会話、レヴィとノーマの会話、バベッジ、
アズラッド、マティアスには笑った。風呂イベントも面白い。
1キャラに何パターンもの顔グラフィックを用意しているうえ美麗。
(ただキャザリー、ネリス、ハスワールは元の原画の良さを活かしてほしかった。)
町人の会話内容がイベントのたびにしょっちゅう変化し、面白いのが多い。
本拠地を守る際のロイのイベントはぜひ見てもらいたい。必見だ。

今回の戦争はリアルタイムで指示を出していくリアルタイムストラテジー。
FFVIIのコンドルフォート救出と同じと言えばわかりやすいか。
注意点は敵の退却路が無い場合、障害物に敵が挟まり、指示する暇もなく
どちらかが全滅するまで連続的に特攻を仕掛けてしまう状況が多々ある。

戦闘はIやIIの6人制(+4人)でIIIのスキルシステム、IVの一回だけ使える全体攻撃技や
サポートメンバーとの入れ替えなどシリーズの良いところだけを持ってきた印象。
そして新たに陣形なるものを増やしそれに伴ってレンジシステムも復活・改良している。
IVでは戦闘後は決めポーズもなにもなく寂しいものだったが、
今回はしっかりと用意されており、連鎖攻撃時は攻撃モーションも変化するこだわりよう。
たくさんのキャラが使える幻想水滸伝なので一部のキャラに思い入れが出来、
こういう要素はかなり重要だ。シリーズ過去最高の戦闘システムではないだろうか。
また、共有SPというのを新しく用意し極力無駄を省いている。
スキルシステムは、やりこみ要素と育成の自由度を与えている。
さらっとシュウがIのモーガンのことを話すなど、シリーズのファンが
気付く要素もさりげなーく入れている。ストーリーに介入する選択肢も多く、
ゲーム性は非常に高い。IIIやIVで敬遠してしまった人も、
幻想水滸伝の魅力を再認識する良いきっかけになるかもしれない。
# by fairladyz_soarer | 2007-01-05 01:22 | プレイステーション2 | Comments(0)

ルール オブ ローズ

2006年 1月19日
開発(パンチライン)
販売(ソニー)
見どころ 素晴らしいシナリオ
      気持ちの良い音楽
      美しいグラフィック

自己ベスト クリア

完成度 ☆☆☆☆
知名度 ★★★

今回の調査物は2006年に世にでたソニーのルールオブローズだ。
開発は「MOON」のラブデリックのメンバー率いる制作会社パンチライン。
ムービーは「鬼武者2」「クロックタワー3」「バテン・カイトス」「GENJI」
「ソウルキャリバーIII」を担当した白組が製作している。
音楽担当は「エターナルアルカディア」「shinobi」「kunoichi-忍-」
「パンツァードラグーン オルタ」を数曲担当した蓑部雄崇さんだ。

舞台は1930年代の英国。田舎道を走るバスの中、少女ジェニファーは
一人の少年から一冊の絵本を渡される。走り去っていく少年を追って
辿り着いた先は、薔薇の掟に支配された恐ろしい世界だった・・・。

プレイヤーは19歳の少女ジェニファーを操作し、犬のブラウンと共に
物語の謎を解き明かすホラーアクションアドベンチャーゲーム。
グリム童話をモチーフにした物悲しくも練られたシナリオが素晴らしい。
バケツの騎士や山羊の頭をした妖精等、所々にセンスが光っている。
肌と肌の触れ合いに拘り抜いたというムービーは非常にリアルで美しく、
BGMもゲームに合っている。特にエンディングで流れる主題歌は必聴。
謎解きも程良い難易度で苦にならない。ブラウンの鼻を頼りにアイテムを探していくのも斬新だ。
肉切り包丁を持って部屋を移動するジェニファーは異様で笑える。

と・・・ここまでは褒めたがツメの甘さもやたら目立つ。
まずカメラワークの悪さ。移動中にいきなりカメラが切り替わるので
逆方向に走ってしまうことも多く、かなりイライラさせられた。
第二に、孤児院に入る扉。片扉しか開かない事に気付かず、無駄に迷った。
自分だけかと思い友達にやらせてみたが、やはり同じとこで迷っていた。
第三に、蝶の死骸を貢物に捧げないとイベントが進行しない。
このまま持って行くとマズいのは目に見えていたので、なにか他にあるのだろうと
1時間も彷徨ってしまった。朗読のヒントが流れるタイミングも、この行為を助長させた原因。
他にも犬のブラウンを撫でるのがやたら難しい、○ボタンを無駄に連打する探索等、
不満点はたくさんあるが、誰もが一番に挙げるのはやはり戦闘だろう。
敵に攻撃を喰らう→起き上がり時にまた喰らうのコンボ(横転回避等が無い為)、
豚や鳥型の敵に犬がハメ殺される(犬は基本的に敵の攻撃を避けたりしない為)、
ボスは異常に耐久力が高く、妙な無敵時間があったり、当たり判定が曖昧な為に
避けたように見える攻撃に当たる等、理不尽なゲームオーバーが多いのは問題だろう。
これには誰もが苦労するはず。こういう細かく重要な所が一流メーカーとの差なのだが。
全体的に3Dゲームのよくある問題点を解消できていないのが残念。
ゲーム画面が非常に暗いので、最初にオプション画面で明度を8くらいに
設定しておいたほうがいいだろう。パッケージには、メモリーカード使用量
1522KBと表記されているが実際は237KBと全然違うので注意。
苦言が長くなってしまい敬遠している人も多いかもしれないが、
この世界観に惹かれて物語を楽しみたい人は買って損はしないと思う。
奥の深いシナリオはあなたの期待通りのはずだ。
ちなみにこのゲームはマルチエンディングになっている。
その条件が少々難しいためにヒントを書くと、「あなたが撃ってはいけない」である。
クリア特典にはお約束の隠しコスチュームが用意されているぞ。
# by fairladyz_soarer | 2007-01-04 00:58 | プレイステーション2 | Comments(2)

必殺裏稼業

2005年 9月22日
開発(ライトウェイト)
販売(元気)
見どころ 本格時代劇

自己ベスト クリア

完成度 ☆☆☆
知名度 ★★★

今回の調査物は2005年に世にでた元気の必殺裏稼業だ。
開発はライトウェイト。剣豪シリーズを手掛けたライトウェイトが今度は時代劇に挑戦だ。
主人公の帯刀鏡二郎は、表の顔は医者だが裏の顔は
江戸にはびこる悪を討つ裏稼業を生業としている。
必殺仕事人を意識した構成でゲームは進行し、情報収集パートと裏稼業決行パートに分かれる。
情報収集パートは江戸の町を練り歩き、悪人の情報を集めていく。
倒れている人がいたら問診をし、腹が減れば食事をするという行為が面白い。
裏稼業パートは、いかに気付かれずに敵を暗殺するかが重要だ。
途中仲間が加わり、仲間の涼太の声は京本政樹というこだわりよう。
また、ゲーム中の会話は町人も含めすべてフルボイスで展開される。
しかし、メインキャラ以外の町人の声は、一人二役をしている事が多く、
素人が声色で無理に変化を出そうとしてるのでかなり違和感がある。
というか社員だろこれ。これを聴くと改めて剣豪には声はいらないなと思う。
仲間の担当場所を任意に配置できるのは良いが、欲を言えば分岐や育成要素がほしかったところ。
操作やカメラ視点も何箇所か気になった。
各話を終える度に出演キャストやエンディング曲が流れる等、
細部までこだわって作っているので時代劇の雰囲気は十分に楽しめる。
この作品を最後に、ライトウェイトは元気の子会社ではなくなり、
インデックスの子会社となった為、元気の続編の出来が不安ではある。
# by fairladyz_soarer | 2007-01-03 08:36 | プレイステーション2 | Comments(0)