カテゴリ:SG-1000( 4 )

ロレッタの肖像

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1987年 2月18日
開発(セガ)
販売(セガ)
見どころ 花畑迷路

自己ベスト クリア

完成度☆☆☆
知名度★★★


今回の調査物は1987年に世にでたセガのロレッタの肖像だ。
英国のコナン・ドイル原作の推理小説「名探偵シャーロック・ホームズ」が活躍する
セガ初のアドベンチャーゲーム。ストーリーはセガオリジナル。最後のSG-1000ソフト。
プレイヤーはホームズとなり、画廊から奪われた「赤い帽子の少女」の謎を解くのが目的。
相棒の医者のワトソンと共にロンドン市内をマップを頼りに聞き込みに回る事になる。
ゲームプレイ中のBGMは無く、グラフィックも寂しいがSG-1000に高望みをしてもしょうがない。
電車での移動シーンなどに渋い雰囲気は出ている。どっかの伯爵令嬢よりは期待出来そうだ。
ゲーム内容はというとフラグ立てが非常に厳しく、テンポの悪さも相まってコマンド選択が億劫になる。
登場人物がやたらと思わせぶりな事を喋ったり、犯行を匂わせるような事を言うのだが、
そこからやりたい行動、問い詰めるべき事をホームズがしてくれないのでイライラする。
容量の問題かもしれないが演出不足過ぎて端折っている為にどこか変だ。
何の確証も無いのにホームズが民家に不法侵入し、家捜しをしたりする。
館で殺人事件が起きているのに警察さえ呼ばないのである。それどころか人が死んだ直後に
住人が「ポーカーしませんか?」である。こいつらと居ると私の頭がおかしくなりそうだ。
庭で犬が吠えてるのに虫眼鏡で犬の足跡を追うホームズがお茶目である。
しかしその犬の足跡探しはとんでもない大迷路だった。なにかの嫌がらせだろうか。
すでにホームズの頭がおかしくなっていたようだ。
リチャードが気絶をするシーンではアイテムのウイスキーを嗅がせて目覚めさせるのだが、
まずその発想が難しいし、途中でウイスキーを使っていてワトソンが飲んでしまっていたら
気絶者をほっぽってまたバロン亭までウイスキーを取りに行かなければならないのである。
選択コマンドにたたくがあるんだからたたいて起こせよ。これじゃただの馬鹿である。
すでにワトソンの頭もおかしくなっていたようだ。
その他、何も無いところにカーソルを合わせてアイテムをみつけなければならない場面もある。
笛やパイプ等、最後まで何の役にも立たないアイテムがあったり、日付や時刻があるのに
それを利用した仕掛けがあるわけでもなくクリアタイムの目安でしかない等、どうにも消化不良だ。
ファミコンより性能の劣るSG-1000でアドベンチャーを作った心意気は買えるが、
(とはいえロレッタの肖像の容量は1Mbit=128Kbyte、ポートピア連続殺人事件は32Kbyteである)
プレイヤーに気持ち良くプレイさせようという心遣いはまるで感じられなかった。
殺害のトリック等は一切無いが、話自体は面白いのでいつかリメイクしてほしい作品。
by fairladyz_soarer | 2006-05-01 00:37 | SG-1000

ガールズガーデン

c0022442_16481751.gif1985年 2月 
開発(セガ)
販売(セガ)
見どころ 可愛らしいキャラクター
      熊

自己ベスト 66800

完成度☆☆☆
知名度★★★


今回の調査物は1985年に世にでたセガのガールズガーデンだ。
プレイヤーはパプリちゃんを操作して、コッコちゃんの元に行くミント君を振り向かせる為に、
数頭の熊が闊歩する花畑を花を摘みながら進んで行かなければならないというすごい設定。
狂ったように向かってくる熊は、数に限りはあるがハチミツで動きを止める事が出来る。
花を10本以上摘んで、民家に辿り着くとミントくんに花束を渡す事が出来る。
花は綺麗に咲いている花でないと数に入らなく、逆に枯れた花を取ってしまうと数が減ってしまう。
2面毎に熊をジャンプして飛び越える謎のチャレンジングステージが用意されている。
全4面。2周目からは熊が3頭に増え、かなり無茶な難易度になる。
後に「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」を生み出した中裕司のデビュー作。
by fairladyz_soarer | 2004-08-14 08:59 | SG-1000

ハッスルチューミー

c0022442_16275279.gif1984年 11月
開発(コンパイル)
販売(セガ)
見どころ 可愛らしいキャラクター

自己ベスト 67900 レベル13

完成度☆☆
知名度★★★


今回の調査物は1984年に世にでたコンパイルのハッスルチューミーだ。
1984年にMSXで発売された「ハッスルチュミー」の移植作品。
語呂がいいからという理由で微妙にMSX版とタイトルが異なっている。
プレイヤーはネズミのチューミーを操作し、デザートを回収して出口に持ち帰るのが目的。
敵は空き缶を投げて倒したり、ジャンプで飛び越える事が出来る。
デザートを拾う度に重さでチューミーの動きが鈍くなるのがリアルだが、単に操作性が悪くなるだけ。
はしごを登ったり降りたりする時のおしりフリフリがかわいい。8面で一周する。
by fairladyz_soarer | 2004-08-13 05:35 | SG-1000

SG-1000

ここで少しSG-1000の歴史をおさらいしてみよう。
奇しくも任天堂の「ファミリーコンピュータ」と同じ1983年7月にセガ初の家庭用TVゲーム機「SG-1000」が発売される。
価格は1万5000円。SGとはSega Gameの略称である。同時にパソコン「SC-3000」も2万9800円で発売される。
元々セガはパソコンの「SC-3000」のみを売り出す予定だったが、
アーケードでライバルである任天堂が家庭用TVゲーム機を発売するという事を聞き付け、
対抗心で「SC-3000」からキーボードを外して生まれた物が「SG-1000」である。

1983年には米国セガ社の親会社であるガルフ&ウエスタン社の創業者が死去するという出来事があり、
引継ぎの社長が事業の整理を進め、米国のセガのチェーン店と業務用の製造工場を売却している。幸いな事に
米国と日本のセガは「SC-3000」のおかげで家庭用コンピュータ事業に進む可能性があるとして処分を免れている。
日本のセガは、このハードを発売していなければ1983年に米国の親会社であるガルフ&ウエスタン社によって
他の企業に売却されてセガ自体が解体されていたかもしれず、その後に日本の大川功が率いるCSKグループが
日本のセガの株式をガルフ&ウエスタン社から90億円で購入して引き受ける事も無かったかもしれない。
あまり語られないがセガにとっては救世主であり、売り上げ以上に販売した意義のあったハードとなっている。

当時のセガはアーケードゲーム開発にメインのスタッフがかかりきりだったので、
「SG-1000」ソフトの開発はセガの新人社員と設立されたばかりのコンパイルのスタッフが担当している。
同年11月に発売されたツクダオリジナルの家庭用TVゲーム機「オセロマルチビジョン」とソフトの互換性を持っている。
発売初年度から「ボーダーライン」「サファリハンティング」等12本もソフトは用意出来たものの、
ファミコンと比べて2Pコントローラが別売り(2000円)な事とスティックコントローラの操作性の悪さ、
マイクの遊び心やグラフィックの性能の違いを見せつけられ完敗。
その見た目もまるで墓石のようだと揶揄されたが、それでも初年度は16万台を売り上げている。
当初の予想の3倍を売り上げた事でセガは家庭用ゲームに本腰を上げることになったのである。
また、買収してくれた大川会長の恩に応えなければならなかったので、家庭用ゲーム市場からの撤退はありえなかった。
翌年の1984年7月には「SG-1000 II」を1万5000円で発売。パッドコントローラを2個標準装備し、
見た目や操作性を改良させてファミコンに対抗したが、基本性能は「SG-1000」と同じな為に完敗している。
1985年7月にはセガ・マイカードというカード型ソフト「ドラゴンワン」「ズーム909」を発売。
カートリッジと同じ容量(32Kbyte)でソフトを薄くさせてテレホンカード並みの小型化に成功する。
マイカードは周辺機器「カードキャッチャ」(1000円)と一緒に本体スロットに差し込む事で遊ぶ事が出来る。
1987年2月の「ロレッタの肖像」が最後の「SG-1000」&「SG-1000 II」ソフトとなっている。
海外では主にニュージーランドとオーストラリア、そしてフランスで代理販売されるに留まっている。
「SG-1000」&「SG-1000 II」は日本で40万台以上の販売数を記録している。
by fairladyz_soarer | 2004-08-12 00:37 | SG-1000