ボンバーキング

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1987年 8月7日
開発(ハドソン、エイコム)
販売(ハドソン)
見どころ 自爆

自己ベスト クリア

完成度☆☆☆
知名度★★★★


今回の調査物は1987年に世にでたハドソンのボンバーキングだ。
名作「ボンバーマン」の流れを汲む外伝的な作品。ボンバーマン同様箱絵が相変わらずかっこいい。
プレイヤーはアンドロイドのナイトを操作し、異星人に侵食された惑星アルタイルを救うのが目的。
Aボタンはショット、Bボタンは爆弾の設置に使用する。
セレクトボタンで手に入れたアイテムを選んで使用する事が出来る。
地形を爆弾で破壊すると出現するアイテムは種類がたくさんあり効果も豊富。有効に活用しよう。
ナイトがアルタイルの環境破壊をしてるんじゃないかと疑問だが気にしないようにしよう。
階段で地下に降りるとたくさんのアイテムがあるが、中は暗闇なのでキャンドルかランプは必須。
とにかくキャンドル、爆弾、体力回復アイテムは命綱なので絶対に切らさないようにしよう。
壁を壊して入るアイテム部屋や所持アイテムが倍になる泉がステージには隠されている。
秘宝とカギを入手すると出口が開く。ナイトはまるで盗賊みたいだが気にしないようにしよう。
ナイトはバイタリティ制だが、このゲームにおいて頻繁に経験するのが自分の爆弾による自爆。
爆弾は設置してから爆発するのが前作に比べ異様に早く、ナイトは爆風に巻き込まれればまず即死。
さらに何故か時間と共にナイトの体力は減っていき、雑魚敵の攻撃2発で死亡する事もある。
どこがキングだ。きわめつけは最初の1機のみで1UPは無い。全8ピリオドの27面。
1面をクリアするのにもかなりの爆弾の爆破が必要なので死ぬと再プレイする気を大きく削ぐ。
後半ステージになると秘宝やカギだけでなく壊せる壁をひたすら探す事になり袋小路でハマリもある。
難易度が高いとかそういう問題じゃない。「ヘクター'87」といい、一体ハドソンに何があったのか。
PCエンジン用ソフトの開発で忙しいのはわかるが、これは酷評されるのも致し方ないだろう。
爆弾のダメージを軽減して、その場復活の3機制にするか、爆弾の回数制限を失くして起爆時間を
今の3倍に(ショットを当てると即起爆できる)するだけで随分世間の評価も変わったんじゃないかと
思うだけにもったいない。デモプレイを見るとすべて自分の爆弾で死んでいるのが笑える。
ゲームプレイ中の曲には歌詞が付いていて、1面をクリアするとカラオケモードが追加される。
実はこのゲームは元テクモのスタッフが独立して設立したエイコムによる「コルドール」というタイトルの持ち込み作品であり、
ハドソンのプログラマーの笹川敏幸(「迷宮組曲」の作者)が、全面的に作り直して「ボンバーキング」として発売されたという事実が判明している。
エイコムは翌年に「魔境伝説」(ハドソンと共同)、「突然!マッチョマン」とユニークな設定のゲームを制作している。
by fairladyz_soarer | 2006-03-21 01:10 | ファミリーコンピュータ
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